春慶塗ならではの艶と透明感をまとった「田楽箱」。
落ち着いた佇まいの中に、職人の技がさりげなく息づく一品です。
この箱の最大の特徴は、蓋に施された“かばとじ”の意匠。もともと曲げわっぱの継ぎ目をしっかり固定するための実用的な技術ですが、それをあえてデザインとして取り入れることで、機能美と装飾美が見事に調和しています。素朴でありながらも印象に残るアクセントとなり、手仕事の温もりを感じさせてくれます。
名前の通り、団子や田楽、おひたしなどの小料理を上品に盛り付ける器として最適。箱を開けた瞬間に、料理が丁寧に収められている様子は、まるで小さなご馳走箱のようで、食卓に楽しさと特別感を添えてくれます。和の料理との相性は抜群ですが、前菜やデザートを入れても美しく映え、使い方の幅は広がります。
また、食品だけでなく小物入れとしても優秀です。アクセサリーや大切な小物をそっと収めれば、日常の中に少しの贅沢を感じられる存在に。使う人の感性によって、さまざまな用途に寄り添ってくれる柔軟さも魅力のひとつです。
春慶塗特有の透ける漆は、木目の美しさをそのまま活かし、使い込むほどに深い艶へと変化していきます。時間とともに育つ器として、長く愛用できる価値があります。
実用性の中に美しさを宿し、さりげなく職人技を感じさせる田楽箱。
料理を引き立てる器としても、日常を彩る道具としても、静かに存在感を放つ逸品です。
サイズ:たて約9cm×よこ約17cm×高さ約5cm




