春慶塗の椿皿は、その名の通り椿の木からつくられた特別な一枚です。一般的に多く用いられる檜とはまた異なる、きめ細かく力強い木目が特徴で、椿ならではのしっとりとした質感と重みが手に伝わります。木地そのものに個性があり、同じものは二つとない表情を楽しめるのも魅力です。
その椿の木地に、透明感のある春慶塗の漆を重ねることで、木目がよりいっそう際立ちます。飴色に透ける漆が木肌をやさしく包み込み、光の当たり方によって表情を変える奥行きのある艶を生み出します。檜の軽やかで素直な木目とは違い、椿はどこか凛とした存在感があり、器としての格を感じさせます。
形は椿の花を思わせる優雅な佇まい。可憐でありながらも落ち着きがあり、食卓に自然な華やかさを添えてくれます。刺身などのアラカルトを盛り付ければ、料理の色味が美しく映え、素材の瑞々しさをより引き立てます。醤油皿としてだけでなく、珍味や和菓子、小さなおつまみをのせる器としても活躍し、使い方の幅が広いのも嬉しいところです。
春慶塗ならではの軽さと扱いやすさ、そして椿の木が持つ確かな存在感。その両方を兼ね備えた椿皿は、日常の食卓を少しだけ上質にしてくれる逸品です。使うほどに艶が増し、時間とともに味わいが深まっていく。その変化を楽しみながら、長く寄り添っていける器です。
※箸は付きません
サイズ:直径15cm×高さ2.3cm






