飛騨高山の伝統工芸「春慶塗」で仕上げた、秋の情景を映す丸盆です。
檜を用い、熟練の職人が曲げの技術によって成形した、軽やかでしなやかな丸型のお盆。木目の美しさを最大限に活かしながら、秋の満月とすすきをモチーフにした意匠を、春慶塗ならではの**「浮かし」技法**で表現しています。
「浮かし」とは、塗りの層や透け感を巧みに操り、絵柄が奥行きを持って浮かび上がるように見せる高度な装飾技法。光の角度や見る位置によって、満月のやわらかな輝きや、風に揺れるすすきの表情が繊細に変化し、まるで秋の夜を切り取ったかのような詩情を感じさせます。
檜の曲げの技術 × お盆という日常の器 × 浮かしの意匠
この三つが融合した本品は、実用性と芸術性を兼ね備えた、他の漆器にはない唯一無二の逸品。
単なる「器」にとどまらず、日本の季節美と職人技を体現した工芸作品としての存在感を放ちます。
お茶や菓子をのせる実用品としてはもちろん、インテリアとして飾ることで、空間に上質な季節感と和の趣を添えることも可能。
使うたび、眺めるたびに、秋の静けさと日本の美意識を感じられる、春慶塗の中でも最上級で特別な一枚です。
サイズ:直径365mm×高さ26mm



